■特集 足底腱膜炎
スポーツ医学専門誌 記事掲載
Sportsmedicine No.107, 2009
月刊スポ-ツメディスン 1月号 通巻107号
2008年12月25日
興味がある方は是非ご一読ください。
■特集 足底腱膜炎
–最新治療法から現場での対応まで
踵の痛みとしてスポーツでは比較的多い足底腱膜炎。実際には立ち仕事などでも一般の人にも生じる。
この足底腱膜炎は荷重部の疾患であるため、治りにくく、慢性化することが少なくない。治っても再発を繰り返すことがある。この足底腱膜炎に対して、最近「体外衝撃波」という新しい治療法が注目されている。その治療法も含め、現場での対応、シューズの問題などについて取材した。医師、理学療法士、トレーナー、シューフィッターの4人の先生が登場しています。
足底腱膜炎への対応
~トレーナーの立場から ~
という事で記事になっています。
ちなみに今回の特集記事を要約すると。。。
編集者の言葉をお借りして
足底腱膜炎は比較的多くみられる疾患で、とくに陸上長距離ではこの疾患に悩まされる人が少なくない。よくなっても再発することがあり、この障害を繰り返している選手もいる。この足底腱膜炎の治療として、近年体外衝撃波というものを用い効果が得られているという話を聞いていた。そこで、体外衝撃波について研究されてきた高橋先生(P.6)に、足底腱膜炎の治療全体とそのなかのオプションのひとつである体外衝撃波について聞いた。
高橋先生は、船橋整形外科病院に勤務されている。アスリートが多数訪れる病院としても知られている。その治療室で体外衝撃波疼痛治療装置なるものが置かれていた。思ったほど大きくはない。日本では、足底腱膜炎のみ承認を受けた装置だが、海外では腱や骨などに幅広く用いられているそうだ。今後発展が期待される治療法である。
国立スポーツ科学センター(JISS)のスポーツ医学研究部に所属する高嶋先生(P.12)はみずからマラソンも行う理学療法士で、JISSを訪れる足底腱膜炎の選手への対応を聞いた。実際にエクササイズを実演していただいたが、リハビリテーションのメニューが多数あり、2時間くらいかかるという。これだけ行えば、パフォーマンス向上にもつながることだろう。
為末大選手の専属トレーナーであり、北京オリンピックでも日本代表選手団ヘッドトレーナーとして帯同した曽我さん(P.15)は、祐天寺で開業された。その真新しい治療院で、足底腱膜炎への対応を聞いた。テーピングやマッサージ、鍼などさまざまなアプローチで取り組む。簡単なテーピングでも、かなり痛みは軽減されるようだ。鍼も痛そうだが、細い鍼を用いて、患部に打つ。インタビューの内容から、細かく選手に対応されている様子がうかがえた。患部のみならず、選手全体をケアする精神を感じた。
上級シューフィッターの三宅さん(P.19)には、シューズから足底腱膜炎を改善するには、どのようなシューズを選べばよいのかを聞いた。シューズのローリングポイントの位置によって重心の移動が変わってくるのには驚きだった。とはいえ、すべての人がローリングポイントが後ろにあるシューズが最適とは限らないとのこと。三宅さんの話から、シューズの奥深さを感じた。
という流れで構成されています。
この雑誌は昔から出ているものですが一般的な書店ではあまり見ることがないと思います。
もし、興味がある方がいましたらお近くの書店か出版元のブックハウスHDにお問い合わせ願います。
※ブックハウスHDhttps://www.bookhousehd.com/msm/booksq107.html
TKC BODY DESIGN
曽我武史
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