2022年7月に書いた記事を、2026年10月に読みやすく手直ししました。文・TKC BODY DESIGN 代表 曽我武史
- Vol.1 まずは足元、どこに体重を乗せるか
- Vol.2 骨盤を立てる
- Vol.3 猫背・巻き肩と肩甲骨(この記事)
- Vol.4 あご・首と、眠るときの枕
今回は、肩甲骨に注目します。
肩甲骨は、どの位置にあるのが理想的でしょうか。今の自分の肩甲骨はどうでしょうか。
猫背や巻き肩を自覚していて、嫌になっていませんか。
スマホ首、スマホ肩と言われるくらい、みんながスマホとにらめっこしているおかげで、首や肩の並びが一層悪くなり、頭痛や肩こり、目の疲れなどのつらい症状に拍車をかけています。

背中が丸くなる
猫背だけでなく、巻き肩の人も周りに多くいますよね。
こうなると、立ったときに壁に肩甲骨がぴったりつかないだけでなく、あごや顔も前に滑って下を向くようになり、お世辞にも美しいとは言いにくい姿になってしまいます。
カフェでパソコンに向かっているとき、通勤電車でスマホを見ているとき、一度チェックしてみてください。


肩甲骨を動かす
猫背や巻き肩の人にとって大事なのは、肩甲骨の動きを良くすることです。
図は肩甲骨の動きを一つずつ示したものですが、肩甲骨はこんなにいろいろな方向に動けます。
猫背や巻き肩の人は、肩甲骨が上がって外に開き、肩をすくめたような、背骨から離れた位置にあることがほとんどです。
そういう方は、肩甲骨を背骨に近づけるように「寄せる・下げる」動きを、上手にできるようになりましょう。


腕を上にしっかり伸ばした姿勢と、肩甲骨の下の端を下げて肘を下に引きつける姿勢。この2つを行き来します。
これを繰り返すと、肩甲骨を寄せて下げる筋肉に刺激が入って、動きがスムーズになり、姿勢も少しずつ変わってきます。
スマホ肩が気になる方は、朝起きてから出かける前に1回、夜寝る前にもう1回。スマホを少し手から離して、やってみてください。胸まわりが開いて、呼吸もしやすくなるのを感じられると思います。
ヘッドレスト付きの椅子
左の写真は、頭がヘッドレストについておらず、首が前に出ています。右の写真は、頭はついていますが、何かがおかしい気がしませんか。
どちらにも言えるのは、骨盤が寝ている(後ろに傾いている)ことです。これでは身体が安定しないうえに、首や腰に負担がかかりやすくなります。


これを防ぐには、個人的には、足元にフットレストを置くのがいいと思います。座面と背もたれの合わせ方しだいで、大きく変わります。車のシートと同じように、自分に合った位置を探してみてください。

足先が少し上がっているのがポイントです。
次回は、あごと頭のお話です。
- Vol.1 まずは足元、どこに体重を乗せるか
- Vol.2 骨盤を立てる
- Vol.3 猫背・巻き肩と肩甲骨(この記事)
- Vol.4 あご・首と、眠るときの枕



