2022年7月に書いた記事を、2026年10月に読みやすく手直ししました。文・TKC BODY DESIGN 代表 曽我武史
- Vol.1 まずは足元、どこに体重を乗せるか
- Vol.2 骨盤を立てる(この記事)
- Vol.3 猫背・巻き肩と肩甲骨
- Vol.4 あご・首と、眠るときの枕
今回は、骨盤に注目します。
その2 骨盤は立てられていますか

骨盤を立てる、とはどういうことでしょうか。
体の横で触れる、骨盤のいちばん高いところ(腸骨稜)を目印にします。

分かりにくい方は、おへそからお腹を外側にたどっていき、骨盤の縁に触れたら、そこからさらに脇の方へ骨の縁をたどってください。その山のいちばん高いところです。
この、いちばん高いところが、どちらを向いているでしょうか。

- まっすぐ上を向いていれば、骨盤は地面に対して垂直です。つまり、骨盤が立っている状態です(写真・左)。
- 後ろを向いている場合は、骨盤が後ろに傾いています(写真・右側の2枚)。お尻が下がり、重心が後ろに寄って、背骨のカーブも減っています。あごや頭が前に出ている方もいるかもしれません。
- 前を向いている場合は、骨盤が前に傾いています(写真・左から2枚目)。腰の反りが強くなり、腰痛を起こしやすい状態でもあります。
「背筋が伸びた」状態
骨盤を立てると、それにともなって背骨のカーブが、いちばん安定した理想の形になります。いわゆる「背筋が伸びた」状態です。
重力の衝撃も吸収しやすく、柔軟に動ける状態でもあります。
立っているときも座っているときも、骨盤を立てることを意識してみてください。背中の伸び方や、猫背の具合が変わるのを感じられると思います。
骨盤を立てると、普段頑張っている腹筋のトレーニングも活かせるようになります。骨盤の角度によって、お腹に力が入りやすいかどうかが変わるからです。
前回の「足の裏の3点に体重を乗せる」と「骨盤を立てる」の両方ができるようになると、脚の筋肉の使い方も変わってきます。美しい立ち姿に、一歩近づけます。

次回は上半身、肩甲骨のお話です。
- Vol.1 まずは足元、どこに体重を乗せるか
- Vol.2 骨盤を立てる(この記事)
- Vol.3 猫背・巻き肩と肩甲骨
- Vol.4 あご・首と、眠るときの枕



