2015年10月に書いた記事を、2026年10月に読みやすく手直ししました。文・TKC BODY DESIGN 代表 曽我武史
「整体」という言葉
人の身体に施術として触れるようになって、長い年月がたちました。トップアスリートから、スポーツをしない一般の方まで。下は小学生から、上は90代まで。海外の選手や一般の方に触れる機会もありました。
来られる方のご要望は、大きく2つです。痛いところの痛みを取ってほしい。そして、痛みを気にせず動けるように早くなりたい。
そこでよく使われるのが、「整体」という言葉です。身体を整える。何となく分かる気がする言葉ですが、何をどう整えるのか、と聞かれると、なかなか説明しにくいですよね。
整ったときの、身体の感覚
これまでの経験から、「身体はこうなっていると、とても楽なのか」スポーツをしている方なら、こんな言葉で表現されます。
- しっかり立てている気がする
- 収まるところに収まった感じがする
- 今すぐ動けそう。動きたい感じに変わった
- 今動いたら、イメージ通りに動けそう
言いかえると、力が入りやすい、反応しやすい、スピードやパワーが出せそう、ということだと思います。

いつの頃からか、施術のあとに「楽になった」だけでなく、「整った感じがする」「元に戻った感じがする」「まっすぐ立てている」と言っていただくことが増えていきました。人によっては、定期的に来るようになってから疲れなくなったという方もいます。しかも、以前よりもゴルフに行く回数も多くなり、スコアもかなりいいところで安定しているそうです。(感じ方には個人差があります)
整っている身体とは
では、身体が整うとは、何がどうなっていることなのか。私は、次のような状態だと考えています。
- 関節がスムーズに動く
- 筋肉の伸び縮みがスムーズ
- いろいろな動きが、力みなくスムーズにできる
- 特に、ひねる動き(いくつもの関節が組み合わさる動き)がスムーズ
- 力が入りやすい
- すばやい動きができる
人の身体は、特に問題がなければ、こうしたことができます。できないときには、何か理由があります。もちろん年齢による変化もあります。年齢を重ねていくとスピードとパワーが落ちて行く傾向はあります。それでも、普段からある程度動く習慣がある方なら、しゃがむ。起き上がる。歩く動作はスムーズに行えていると思います。
もし、複合した素早い動きも、動きを分けて練習すると、できるようになってきます。感覚的には取り戻すイメージでしょうか。誰でも若かった時は、元気に動いていたはずです。これらは、一般の方を多く診るようになって実感しています。
好きなことができる身体に
先日も、股関節が痛くて、もう良くならないのではと心配されている方が来られました。何ができて、何ができないのかを整理しながら、今身体の状態を説明し、何が良くなるとどう変わるのかをお話ししながら施術しました。
目指すのは、違和感や不安なく動けること。好きなことができる身体に戻ることです。
どうして痛みが出たのか。どうして身体はねじれてしまうのか。ねじれないようにするには、何をすればいいのか。そんなことを、毎日、来院いただいている方々と一緒に考えています。



