TKC BODY DESIGN
COLUMN 現場から

アスレティックセラピストという仕事

スポーツの知識と医療の知識、その両方を持って施術にあたる人。日本ではまだなじみのない呼び名ですが、私の仕事をいちばんよく表している言葉です。

以前に書いた記事を、2026年10月に読みやすく手直ししました。文・TKC BODY DESIGN 代表 曽我武史

スポーツの現場で活躍するトレーナー

あまりなじみのない言葉ですが、日本のスポーツの現場で活躍しているアスレティックトレーナーの多くは、施術のできる国家資格を持っています。私も、そのひとりです。

世界陸上の会場で選手をケアする代表
世界陸上エドモントン大会(2001年)の会場で

スポーツの専門的な知識(競技の特性とけが)と、医学の知識(けがや応急処置)を併せ持っているので、けがが起きる仕組みから、けがの評価、けがをしたときの身体の反応、治っていく過程までを理解しています。

そして、その状況に対して、どんな施術をすれば早い回復につながるのか。その見極めと施術ができる人です。

日本のトレーナーの呼び名はいろいろ

  • メディカルトレーナー
  • トレーナー
  • 治療系トレーナー
  • フィジカルトレーナー(主にトレーニングを指導するトレーナー)

コンディショニングのひとつとしての施術

コンディショニングの一環として、施術を行うことがあります。目的はさまざまです。

  • 練習や試合の疲れをとるための施術
  • けがの施術
  • 痛みや違和感などの症状を改善するための施術

ここに、アスレティックトレーナーとしての知識と経験が加わったのが、アスレティックセラピストです。

日本ではまったくなじみのない呼び名ですが、私自身はしっくりきています。日本では今も、この専門家の呼び名が定着していません。施術のできるトレーナーもまとめて「トレーナー」と呼んだり、「治療家」と呼んだりする人もいます。

アスレティックトレーナーとしての知識と経験があるので、

  • スポーツの影響で傷めた障害
  • スポーツでのけが(アクシデント)

について、医学的な視点から状態を評価することができます。けがが起きる仕組みや、繰り返さないための対策の知識もあるので、適切な評価のもとで、応急処置や施術を行うことができます。

もちろん、必要に応じて、医療機関と連携(医師の診察)もしています。

近年は、日本代表チームやプロチームで活動しているトレーナーの多くが、施術のできる国家資格とアスレティックトレーナーの、両方の資格を持っています。

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